ニキビを治す漢方薬 当帰芍薬散

近ごろでは、さまざまな理由で肌トラブルに悩みを抱えている人が非常に多く見られます。日頃のストレスや疲労、生活習慣の乱れからくる便秘などによって、ニキビに悩まされている人も増えてきています。このようなニキビを治すためには、漢方薬が高い効果を発揮しています。

漢方薬にはさまざまな種類がありますが、それらのなかでも、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさんりょう)はニキビに最も効果的な漢方薬のひとつです。当帰芍薬散は、血行を良くして体を温めることによって貧血を改善したり、女性ホルモンのバランスを整えてくれます。

ニキビの主な原因としては、ホルモンバランスの乱れが挙げられます。そのため当帰芍薬散を服用することによって、女性ホルモンが安定して肌のトラブルが改善されるという効果を期待できるのです。

ニキビを治すために漢方薬を取り入れることによって、さまざまな効果を実感できます。特に、漢方は副作用の危険性が非常に少ないため、安心して毎日服用することが可能なのです。血流もスムーズになり、貧血も改善されますので、顔色も良くなり美しいお肌を手に入れることができるのです。

このように、ニキビを治すための手段として、漢方薬である当帰芍薬散には、非常に大きな効果を期待することができるのです。美肌効果だけではなく、冷え性や生理不順、体の慢性的な疲れやむくみ、更年期障害などさまざまな症状の改善にも大きく役立つことになります。安全性も高く、安心して使用できる漢方薬は、多くの人々から厚い信頼を得ているのです。

ストレスニキビに効く漢方薬

漢方は人の体の状態を整え、西洋医学によって開発された「医薬品」に頼らずとも体調を回復できる体をつくるのに役立ちます。

そのため効果が出るまでにはある程度長い時間がかかったり、体質によっては効果がなかったりといったようなこともあるのですが、根本的な体質改善を目指すのであれば、漢方の役割は非常に大きな物となるでしょう。

さて、現代社会は「ストレス社会」になっているとも言われており、皮膚科などには「ストレスニキビ」の悩みを抱える人が多く訪れるようになりました。

こうしたストレスニキビに関しては皮膚を殺菌消毒する薬などが処方されることが多くなりますが、ニキビの治療は漢方でも十分に可能です。

ストレスニキビを改善する漢方薬

ではストレスニキビに効く漢方薬にはどういったものがあるのかというと、代表格となるのが「柴胡加竜骨牡蛎湯(サイコカリュウコツボレイトウ)」という漢方です。

この薬は10ないし11種類の生薬を組み合わせて作られたものであり、神経の高ぶりを沈めて、心身を落ちつかせる作用があります。

高血圧や動脈硬化に伴う諸症状や神経系の症状、不眠症状にも効果が高く、「ストレスが原因の症状」があるという場合には高い効果を発揮してくれるでしょう。

またストレスによるイライラを感じた時にニキビが悪化するという場合には「肝鬱化火型」というタイプに分類がされますから、そうした症状を抑える効果がある「加味逍遥散」と、体質に合わせて処方される別の漢方を組み合わせて服用することも効果が期待できます。

しかし漢方の効果を最大限に引き出すには、それぞれの体質をチェックする必要があります。
ニキビ治療をしっかりと行いたい場合には、しっかりとした医師の診察を受けましょう。

妊娠中のニキビに効く漢方薬

ニキビの治療のために通院すると、内服薬や塗り薬が処方されます。内服薬は抗生物質になりますが、妊婦の場合には飲むことができませんので、別の治療法を探すことになります。

妊婦でも安心してニキビ治療を行える方法として、漢方があります。漢方は西洋医学のようにスピーディーに改善させるものではありませんが、優しい効き目で妊婦にも安心です。時間をかけてじっくりと体質改善を図る方法であり、体に合うものと合わないものの差が出るものでもあります。

妊娠中に効果のある漢方薬

冷え症であったり、貧血の症状がある場合には、当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)が有効です。このタイプにできやすいのは、赤みの薄いニキビです。化膿傾向にあったり、顔以外の部分にも症状が見られる場合には、荊芥連翹湯を用います。

妊娠すると便秘になる方も多いのですが、便秘症状のある場合には大黄甘草湯(ダイオウカンゾウトウ)が有効です。漢方は症状に合ったものを処方してもらうのがもっとも効率的ですので、皮膚科に通院する必要があります。

漢方を利用して体質を改善していくのと共に、洗顔をしっかりと行ってアクネ菌の繁殖を防ぐことも大切です。西洋薬による治療ができなくても、漢方があれば根本的な解決へとつながります。

ニキビは一度できると繰り返してしまうことも多いのですが、漢方なら新たなニキビができないようにという予防にもなりますので、改善および予防のどちらの観点から見ても有効な方法だといえます。漢方による治療を始めたら、結果を急いではいけません。少なくとも月単位で経過を見守る必要があります。

繰り返しニキビに効く漢方薬

繰り返しできるニキビは、体の内側に原因が潜んでいる可能性があります。

皮脂の分泌量やアクネ菌の繁殖、肌の水分と皮脂のバランスの悪化、乾燥等、色々なことがニキビの要因になりますが、肌表面に表れている現象も実は体の内側のコンディションによって引き起こされているのです。

繰り返してしまうニキビは、こうした内側のコンディションを改善しないと根本的な解決が望めません

繰り返しニキビを断ち切るには、漢方が有効です。天然成分でできている漢方は体に優しく、体の内側からアプローチすることができます。漢方の良いところは、穏やかな効き目が得られることです。逆にいうと即効性はありませんので、急いで治したいという時には、塗り薬と併用する必要があります。

繰り返しニキビに効く漢方

繰り返しニキビに効く漢方は、清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)、当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)、荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)などが挙げられます。

清上防風湯 炎症のある赤ニキビを軽減する作用があります。
当帰芍薬散 血行の流れを改善して、冷え性やむくみに効果があります。
荊芥連翹湯 赤ら顔で小さなニキビが多くある人にお勧めの漢方薬です。

漢方は飲み始めてから約1カ月ほど様子を見なければなりません。今できているニキビの原因に沿った配合にする必要がありますので、きちんと処方をしてくれるところを利用するのが確実です。

現在できているニキビを治すだけでなく、予防の効果も期待できます。肌コンディションは毎日のお手入れだけではコントロールするのが難しいのですが、肌状態を悪化させる要因を自分なりにきちんと把握していれば漢方を用いて改善することができます。

漢方は高いという印象があるようですが、病院で処方してもらえば保険適用により安くなります。続けていくには費用の面も重要になりますので、病院に通うのが最も賢い選択です。

赤ニキビに効く漢方薬

赤ニキビは、炎症を起こしてしまっている状態です。炎症を抑えるのは塗り薬でも可能ですが、体の内側からケアしていくためには漢方が有効です。

漢方薬は治るのに多少の時間がかかります。きちんとした効果を得るためには、少なくとも一カ月程度は様子を見守る必要があります。塗り薬は今できているニキビを治すという役割ですが、漢方なら体の内側からアプローチすることで完全に治すことができます。

漢方薬の良いところは、天然成分でできているところです。副作用の心配があまりありませんし、処方されたものならその人にぴったりの配合になっていますので効き目も抜群です。

赤ニキビに効果のある漢方薬

赤ニキビの治療に用いたいのは、皮脂のコントロールができる荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)や清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)です。荊芥連翹湯や清上防風湯には殺菌作用や炎症を抑える作用もあるためニキビの治療にはお勧めです。
ニキビを治す漢方薬 荊芥連翹湯
ニキビを治す漢方薬 清上防風湯

皮脂の分泌量が多すぎると、よほど気をつけないとアクネ菌が繁殖しやすくなります。アクネ菌の繁殖を防ぐ塗り薬も売られてはいますが、完全に治すためには皮脂の分泌量をコントロールするしかありません。しかし、皮脂というのは自然に分泌されるものですので、体内の働きに影響を与えられる漢方薬のようなものが必要になります。

赤ニキビは、それほど酷い段階まではいっていません。そのため、適切な対処をすれば改善されます。漢方なら、体に負担をかけずに治療をすることができ、なおかつ今後新たなニキビができないように予防をすることができます。予防は実はニキビ対策において最も重要な部分であり、体の内側からケアすることで効率の良い予防が可能です。

ターンオーバーを促す漢方薬でニキビをなおす

ニキビに悩む大人はたくさんいます。
若い頃のニキビの原因は、活発な皮脂の分泌により毛穴が塞がれ炎症を起こし、吹き出物となってしまうものが多いのですが、大人ニキビの原因は様々です。

年齢を重ねた肌はだんだん肌の新陳代謝が落ちていきます。ターンオーバーと言われるこの代謝が落ちてしまうことで、古い角質がそのまま肌に残ってしまい、それが毛穴をふさぐなどして炎症になり吹き出物となってしまうのです。

こうしたターンオーバーを活性化することで吹き出物のケアをすることができるのです。

ピーリングなどは肌の表面を剥がす施術ですが、こうしたケアでは吹き出物に刺激を与えて炎症をひどくしてしまうことがあります。

体の中からターンオーバーを促進したいのなら漢方を利用するのが良いでしょう。

ターンオーバーを促進させる漢方薬

肌の新陳代謝を促す漢方薬として当帰芍薬散(とうきしゃくやくさんりょう)があります。血行促進して体の代謝をアップしたり、免疫機能を高める効果があるといわれています。飲み続けることで、肌のターンオーバーが活性化して古い角質が自然に剥がれ、ツルツルの新しい角質を露出させることができます。

ニキビの原因となる炎症も起きにくく、だんだんニキビができない肌質に変えていくことも可能なのです。

ただし漢方には多くの種類があり、体質によって合う漢方も変わってきます。
そのため、自分にどの処方が合うのかということを診察や処方を繰り返して探すことが大事です。
漢方を飲み続けることで美しい肌と元気な体を維持することができるのです。

顎ニキビに効く漢方薬

漢方は人が抱える様々な症状に対して処方され、人が本来持っている治癒力を高めることによって症状の改善を目指すものとなります。

これはニキビという肌トラブルにおいても同様のこととなります。それでは顎ニキビに効果のある漢方としてはどういったものがあるのでしょうか。

顎ニキビに効く漢方薬

この顎のニキビに処方される漢方の種類は非常に多岐にわたります。

例えば熱や炎症のある場合に有効な「清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)」、生理前などのホルモンバランスの乱れが原因である場合に有効な「当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)」、便秘がちで月経不順も抱えているというような人に有効な「桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)」、化膿し始めているニキビに有効な「十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)」などが、代表的な漢方の種類となります。

専門医によって調合・処方される漢方を適切に服用していけば顎ニキビの原因になっている体質を改善することによって、現段階で出来ているようなものはもちろんのこと、今後にわたってもニキビができづらい体を作ることができるようになるでしょう。

漢方の注意点

ただし、ここで注意しなくてはならないのが「漢方の処方に際しては専門医の判断が必要となる」ということです。

例えば先に挙げた「十味敗毒湯」は胃腸の弱い人や虚弱体質の人に対して処方をすることはできませんし、乾燥肌の人に対して「清上防風湯」が処方されるということはほとんどありません。

事前に「自分の症状ならこれだ」というように決めつけてしまうと、医師の判断を信じることができなくなってしまうこともあるでしょう。

漢方を処方している専門医は必ず資格を有した専門家です。ニキビ治療を行う際には必ず、専門医の判断を受けて処方されたものを、用法を守って服用するようにしてください。

生理でできたニキビを治す漢方薬

生理中に肌の調子を崩しニキビができてしまうという悩みを持つ方は多くいらっしゃいます。

女性特有のこの吹き出物の原因ははっきりしており、生理前後の女性ホルモンの量の変化によるものです。

生理が起こるのは女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が増えて充実していくからです。そして月経とともにエストロゲンの分泌量は急速に減少していきます。

この女性ホルモンの量が減少していく時に、イライラや憂鬱感、さらにはニキビなどの肌荒れの症状が出てしまうのです。

こうした月経サイクルのために起こるニキビ対策として効果的なのが漢方です。

生理でできたニキビに効く漢方薬

生理でできたニキビに有効なのは、当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)という漢方薬です。ホルモンバランスを整えるだけでなく血液をサラサラにする作用もあります。

漢方の中にはこうした月経中の不快な症状を緩和してくれるものがあり、吹き出物の他にも月経中特有のイライラや憂鬱な気持ちを解消してくれるのです。

漢方は基本的に一つの症状だけでなく、体の中から働きかけて体全体を良くしていくことで、一つ一つの症状を緩和するというトータルなケアができるものなのです。

特に生理中の不快な症状は漢方では血液の滞りが原因とされています。

血行促進して、体の不調を改善していく漢方なら、肌の新陳代謝を高めてニキビのできにくい肌質作りをサポートしてくれますし、ホルモンバランスの乱れを整えて体のなかから、月経の変化に強い体質に変えてくれるのです。

どういった漢方が自分に合うかというのは人それぞれですから、いくつかの漢方を処方してもらって、順番に試していくことで自分に最適なものを見つけることが出来るでしょう。

オイリースキンニキビに効く漢方薬

ニキビに悩む方の多くがオイリースキンというデータがあります。

オイリースキンは皮脂の分泌が活発な肌質で、ベタついてしまったり、てかって化粧崩れがしやすくなったり、毛穴に皮脂が詰まってニキビの原因になったりすることで知られています。

とはいえコスメでこうした肌質を改善するのが難しく、体の中から体質改善していくことがオイリースキンによるニキビ改善の近道と言えるでしょう。

そうした体質改善してオイリーをケアすることができるのが漢方です。漢方は東洋医学の考え方でなにか不調があった時に、その不調そのものではなく体の中から状態を全体的に良くしていくことで、一つ一つの不快な症状も結果的に改善していこうというものです。

オイリー肌ニキビに効く漢方薬

オイリー肌の方には体の中に熱が貯まり、その熱が原因で皮脂を活発化させることがあります。黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)という漢方薬はそうした熱を取り去ることができます。若い方の吹き出物にはこうした処方で改善されるケースも多いのです。

また30代以上の女性では育児や出産などの消耗による熱でオイリー肌になってしまうことがあます。その場合は、杞菊地黄丸(コギクジオウガン)という漢方薬がお勧めです。この漢方ではこの虚熱を解消する処方もあります。

こうしたそれぞれの症状や体質によって最適な漢方は変わってくるものです。

信頼できる漢方のクリニックや薬局を探して、じっくりと自分に合うオイリースキン解消の処方を探すことで、しっかり体の中から改善してマットな美肌を目指すことができるのです。

美肌作りと健康づくりが同時にできるのが漢方のメリットです。

背中ニキビを治す漢方薬

背中は顔と違って、普段見ることもないので、ニキビができていても気づかないことも多いと思います。でも、そのまま放置していると、気づいた時には背中じゅうにニキビができているという事態になりかねません。

背中は顔に比べ代謝も緩やかで、一度ニキビができると治るのにも時間がかかります。そこで活躍するのが漢方です。漢方薬は、自然治癒力を高めて、体の内面から健康にしてくれます。背中のような手の届きにくい部分のケアは一人では難しく、またニキビの治りも遅いため、漢方薬の力を借りて新陳代謝を高めましょう。

背中ニキビの原因は顔にできるニキビと同じで、ホルモンバランスの崩れや胃腸機能の低下といったものが引き金になります。ですので、外からのケアだけでなく、漢方を使って内面から改善することも同時におこなっていきましょう。

背中ニキビに効く漢方薬

背中ニキビのように症状が長引くニキビには、十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)や、消風散(ショウフウサン)のような炎症を抑える作用のある漢方薬がお勧めです。十味敗毒湯は日本人が考案した漢方で、炎症を抑えるだけでなく、湿疹・膿みにも効果があります。

漢方は、肌の表面のケアだけでなく、体の内側から綺麗にしてくれます。ニキビを根本から経つなら、漢方がオススメです。

ホルモンバランス崩れをただす漢方薬

スキンケア方法や化粧品を変更していないのにニキビができてしまったり、肌荒れを感じた時は、ホルモンバランスの乱れに注目してみるといいでしょう。

ニキビができる原因は肌が乾燥しているということにもありますが、食生活の乱れや生活環境の乱れ、ストレスからくるホルモンバランスの乱れが原因であることも多いです。

こういったホルモンバランスの乱れを改善するには、規則正しい生活に戻すということも大事ですが、ホルモンバランス崩れをただす漢方薬を取りいれるのも最適です。

漢方は冷え防止などにもよく利用されますが、冷えというのは体の血の巡りを悪くしてしまいますし、肩こりや腰痛の原因にもなります。そういった体調不良がホルモンバランスの乱れにつながるので、漢方を用いて体質改善していくのもいいでしょう。

漢方に使用されている成分は植物由来のものも多く、自然の治癒能力を大事にしているものがほとんどなので最適です。

ニキビは内側から治すということも大切なので、スキンケアだけでは対応できないような時は漢方の力に頼ってみましょう。

漢方は通信販売でも購入することができますが、値段も様々なので、まずは大量購入はせずに、お試しサイズの少量のものを試してみましょう。苦みが強く継続できないような時は種類を変更することも大事なので、自分の好みに合わせて選んでいくといいでしょう。

一度ホルモンバランスが崩れてしまうと立て直すのが大変なので、漢方を利用するなら長く続けていくことも考えましょう。

ホルモンバランスの乱れに効く漢方

ホルモンバランスを整える効果がある漢方薬は、当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)が挙げられます。生理痛や腰痛にも効果があります。

ニキビを治す漢方薬 当帰芍薬散

ニキビを治す漢方薬 清上防風湯

清上防風湯は、キキョウやカンゾウなどの日本薬局方に記載される12種類の生薬を配合した漢方薬です。出典は万病回春という書物で、皮膚炎や湿疹を和らげる効能があるため、ニキビの治療のためにも用いられます。日本で独自の発展を遂げた漢方の知恵によって育まれた薬で、西洋医学が主流となった現代においてもニキビの特効薬として愛用されています。

清上防風湯に含まれるオウゴンには、抗炎症作用や抗アレルギー作用などの効能があります。利尿や緩下の効能もあり、日本薬局方に記載される生薬の中でも重要なものです。オウゴンの基原植物はコガネバナであり、根の部分を漢方の生薬として用います。清上防風湯に含まれる生薬の中でも、炎症を抑える効果があるオウゴンは力強い役割を担っています。

オウゴンと同様に清上防風湯に配合されるレンギョウには、抗菌や抗炎症作用などの効能があります。オウゴンに加えてレンギョウも加わることで、ニキビの炎症を抑える効果が高まります。皮膚で炎症が発生すると非常に厄介なことになります。漢方の世界では長年にわたる研究の成果があるため、どの生薬を組み合わせればニキビに対して有効なのかを把握できます。

清上防風湯に含まれるサンシンという生薬には、消炎や鎮静などの効能があります。サンシンとはクチナシの果実を乾燥させて粉末としたものです。

清上防風湯には、炎症を抑える効果がある生薬が含まれているのが特徴です。ニキビの原因を体の内側から取り除き、健康的な素肌を取り戻すために有効な生薬の恩恵があります。

ニキビを治す漢方薬 桂枝茯苓丸加薏苡仁

漢方薬の場合、似た症状でも「証」によって処方が変わるため、ニキビに効果がある漢方薬も、体質タイプによって異なります。

桂枝茯苓丸加薏苡仁(ケイシブクリョウガンカヨクイニン)は、比較的体力があり、血の流れが悪い人のニキビに効果がある漢方薬です。

のぼせて足が冷えやすい人、肩こりのある人、下腹部に抵抗圧痛のある人、ニキビがフェイスラインやおでこに出来やすい人におすすめです。ニキビの他、生理不順、しみ、手足のあれに効果があります。

漢方では、肌が何らかの原因で塞がれると、「水」と熱が排泄されなくなり肌トラブルが起こると考えます。肌に「水」や熱がたまると、「血」が滞るため、シミなどの色素沈着や肌あれを起こします。桂枝茯苓丸加薏苡仁は、身体を温めて「血」のめぐりをよくし、余分な「水」を排出してむくみを取って、痛みも取ります。

飲み方は、1日3回1パックずつ食前に飲みます。少量のお湯に溶かして飲むと、吸収がよくなって効果的です。牛乳やお茶で飲むと、効き目が弱くなることがありますので注意が必要です。急性の場合には症状が続く間、慢性の場合には2~3ヶ月を目安に飲み続けます。

桂枝茯苓丸加薏苡仁は、加薏苡仁(ヨクイニン)、桂皮(ケイヒ)、芍薬(シャクヤク)、桃仁(トウニン)、茯苓(ブクリョウ)、牡丹皮(ボタンピ)がその成分です。ヨクイニンには利尿作用があり、肌荒れに効果があります。ケイヒには発汗作用・のぼせを治す作用、シャクヤクには筋肉のこわばりを取る作用・鎮痛作用、トウニンには月経調整作用・血液循環作用・古い血液のうっ滞を取る作用、ボタンピには血液循環促進作用があります。

ニキビを治す漢方薬 十味敗毒湯

ニキビを治す漢方薬に十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)があります。十という文字が使われている通り、キキョウ、サイコ、センキュウ、ブクリョウ、ボクソク、ドクカツ、ボウフウ 、カンゾウ、ケイガイ、ショウキョウという10種類の薬草が使われています。

江戸時代から解毒や湿疹、蕁麻疹などの薬として使われてきました。これらの薬草には血管を広げて血行を良くし不要な物を排出して皮膚をきれいにしてくれる成分や、皮膚の炎症を抑え化膿を止める働きをする成分が含まれています。そのため皮膚が清潔になりニキビが出来にくくなったり、炎症を防ぎニキビが悪化するのを防いでくれます。

漢方薬は体質によって同じ症状でも向いている薬が違います。十味敗毒湯に適した体質は虫刺されが赤く化膿しやすいタイプで、ニキビも赤く腫れてしまうタイプに有効です。また体が弱っている場合は用いず、体力が中程度の人に使います。また十味敗毒湯はアトピー体質の改善やアレルギー体質、湿疹や水虫などにも効果があります。

暑がりで緊張すると顔が赤くなるタイプの人は清上防風湯、筋肉質で冷えのぼせや肩こりがあるタイプの人は桂枝茯苓丸加ヨクイニンの方が体質にあっています。

病院で治療を請けると、薬でニキビの菌を殺菌し治します。それに比べると十味敗毒湯などの漢方薬は今できているニキビを治す他、体の内側から体質改善をしてニキビが出来にくい体質にしてくれます。
服用は1日のうち2回~3回、食前、もしくは食間の空腹時に行ないます。

ニキビを治す漢方薬 荊芥連翹湯

ニキビを治す漢方薬に、「荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)」があります。

「荊芥連翹湯」には、天然由来の成分である17種類の生薬が配合されています。主なものは、殺菌作用を持つ黄柏(おうばく)、炎症を抑える黄連(おうれん)、熱や炎症を鎮めるとともに、利尿作用で体内の余分な水分を排出して体内の湿気を取る黄芩(おうごん)、膿を排出する桔梗(ききょう)、解毒作用のある甘草(かんぞう)、解毒や鎮痛、抗炎症の作用がある柴胡(さいこ)などです。

解毒や殺菌、消炎作用を持つ生薬を組み合わせることで、総合的にニキビを改善する効果があります。解毒作用や殺菌作用でニキビ菌の増殖を抑え、消炎作用でニキビの熱や炎症を鎮めていく漢方薬です。

「荊芥連翹湯」の使用方法は、成人では食前または食間に1日7.5gを2~3回に分けて経口投与するのが一般的です。

この「荊芥連翹湯」は細菌の増殖を抑えたり、熱や腫れを発散させる作用があるため、ニキビ以外に蓄膿症、慢性鼻炎、アトピーなど、化膿や湿疹を発症して鼻がつまったり、皮膚がかゆくなったりする疾患にも有効と言われています。

ただし、この漢方薬が有効なのは、比較的体力のある方、皮膚の色が浅黒い方、手足の裏に脂汗をかきやすい方、腹壁が緊張している方などです。貧血の方や貧血傾向の方、冷え性の方、下痢や軟便気味の方、胃腸が弱い方には向きません。場合によっては副作用を招く可能性もありますので、注意が必要です。

ニキビに効くツムラの漢方薬

ニキビに効く漢方薬として知られるものには、 清上防風湯があります。この薬はツムラからも販売されているもので、生薬から抽出したエキスを利用して作られています。オウゴン、キキョウ、サンシンなどの生薬が使われています。生薬は日本薬局方に記載されるもので、ツムラが長年の経験を活かして調合しているのが特徴です。

清上防風湯に含まれるオウゴンは、漢方薬ではよく用いられる生薬で、ニキビの原因の一つになる炎症を抑える効能があります。オウゴンの原料は、シソ科のコガネバナです。コガネバナの根の部分を乾燥させた生薬で、オウゴン末という生薬名でも知られます。 オウゴンの抗炎症作用は、バイカリンという有効成分によって作られています。

ツムラの漢方薬でニキビに効くものとしては、桂枝茯苓丸料もあります。桂枝茯苓丸という名前で、漢方の古い書物に記載され、かなりの昔から利用されてきた薬です。使われている生薬は、ケイヒ、シャクヤク、トウニンなどです。桂枝茯苓丸料には皮膚の炎症を鎮静させる効能があります。

清上防風湯や桂枝茯苓丸料にしても、使用する場合には医師や薬剤師と相談することが大切です。自然の生薬が使われていますが、副作用が発生する場合があります。ニキビの症状に合わせて漢方薬を選ぶ必要があります。症状ごとに適切な生薬がありますから、自己診断をせずに医師とよく相談することが重要です。ツムラには多種多様な漢方薬があり、ニキビの種類に合わせて選ぶことができるのがメリットです。

ニキビの要因「便秘」を漢方薬で解決

便秘はニキビの要因になります。便秘になってしまうと、身体から毒素が排出されなくなってしまいます。そのため、毒素が身体の中にたまってしまい、ニキビや吹き出物となって出てくるのです。

大腸や直腸の働きがおかしくなってしまっているものは機能性便秘といい、これが慢性になったものが常習性便秘です。生活習慣の乱れやストレス、年を重ねたこと、運動不足などによって、大腸や直腸の働きがおかしくなってしまい、排便が滞ってしまいます。

この症状を改善する方法は色々とありますが、その中のひとつに、漢方治療があります。漢方治療はゆっくりと身体を改善していくものです。そのため、ニキビの要因の便秘にも効果があるのです。

便秘を治す漢方薬

色々な種類の漢方薬があります。幅広く使われているものは、大黄甘草湯(ダイオウカゾウトウ)、調胃承気湯(チョウイジョウキトウ)などです。腹部に皮下脂肪が多い人の場合は、防風通聖散(ボウフウツウショウサン)、生理不順にもなっていてホルモンの影響も原因だと考えられる場合は大黄牡丹皮湯(ダイオウボタンビトウ)などを服用します。コロコロとした便しか出ない便秘の場合は、潤腸湯(ジュンチョウトウ)麻子仁丸(マシニンガン)などの漢方薬を使うことが多いです。

このように、ニキビの要因である便秘は、漢方薬で解決することが出来ます。自分の症状を確認した上で服用するようにしましょう。

ニキビ跡に効く漢方薬

ニキビができる原因は年齢や体質などにより、それぞれに違いがあります。
皮脂が過剰に分泌され毛穴に詰まることで、炎症が起きて発生する場合や、ライフスタイルの変化やストレスなどが要因となってできることもあるのです。

そんなニキビは1つでもできると、顔の中心に近ければ近いほど目立ってしまうため、我慢できずに潰してしまう人が多いです。
炎症によって大きなダメージを受けている肌に対し、さらに刺激を与えるのですから、ダメージが大きくなり治りも遅くなるうえに、そのせいでニキビ跡が残りやすくもなってしまいます。

具体的には色素沈着でシミのようになったり、赤みが残ったり、肌がデコボコしたりします。こうなってしまうと自然に治るのは難しいですが、漢方を利用することでし少しずつ改善させることができます。

今ある症状に作用する漢方を飲む以外にも、また同じようにニキビを繰り返さないよう体質改善の効果が期待できるものも取り入れるのです。
日本ではニキビは皮膚が原因と考えますが、中医学では内傷病と呼ばれており、体の内側からの治療を行うことで根本的な原因から変えていき、自然治癒力を目指します。
一般的な薬に比べ、自然界にある植物などを使用して作る漢方は、体にとてもやさしく副作用の心配がないことが大きな特徴です。

ニキビ跡に効果のある漢方薬

そんな漢方の中でも代表的なのが、清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)です。これはニキビの炎症を抑えたり、排膿を手助けしたりする以外にも、新鮮な肌の再生を促進させる効果もありますので、これがニキビ跡の改善にもつながります。

ほかにもニキビ跡に効く漢方は色々ありますので、専門医の診断のもとで自分に合ったものを処方してもらい使用すると安心です。